老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

私のイクメンアピール

ということで私もイクメンアピールしてみます。

1)育児に対して当事者意識を持とうと努力している

自分の子は自分が育てるのが当たり前です。
でも妻に頼りっぱなしの面が少なくありません。
たとえば妻が死んだら私が育てなければなりません。でもそれは無理だと思っています。
おカネを稼ぎながら息子の面倒も見るのはとても無理そうです。
女性なら母子手当もあるでしょうが父子手当はないから仕事を辞めるわけにもいかないし。
だから妻には死んでもらいたくないですし、息子を置いて出ていかれるの困ります。
息子を連れて出て行ってくれた方がいいです。息子にとっても私にとっても。
でも万一私一人で見ることになったら、福祉のお世話になるしかないかなーと思っています。

2)家にいる間はできるだけ家族とかかわっています

努力はしてるんですがパソコンを触ったり趣味にはまったりということはゼロではありません。
たまにですが飲み会に行ったりすると子供もさみしがります。
そもそも会社に行っているので、子どもに関われる時間はわずかです。
妻はほぼすべての時間を家事育児に費やしています。子供だけでなく私の面倒も見てくれます。
ホント男ってろくでもありません。気前よくマグロ漁船に乗っていた方が妻にとっては良いかもしれません。

3)息子を怒らない

自分そっくりなんです。
同じことで怒られたようなことを思い出すと不憫で怒れない。
悪気はないんです。
妻には理解できずイラつくようですが、私のDNAが悪いので怒らないでやってくれととりなします。
妻も「確かにパパと同じだね」ということに気づくと納得してくれます。
自分も頭ごなしに言われるのは嫌いなので、息子には同じような思いでひねくれないようにさせてやりたいと思っています。
ただし危ないことをしたときは意識的にひどく怒ります。

4)たまの休みに子供と公園に行きます

休みには(ごくたまに)子供と二人で公園とかに遊びに出かけます。
妻に少しでも休んでもらえればと思ってやっています。
田舎にはイクメンが少ないらしく、父子で来ている人はほとんどいないので微妙な感じですが、子供はそれなりに楽しんでるようなのでよしとします。
本当は親子3人が一番喜ぶのですが、妻にも休みが必要です。
もうちょっと子供が大きくなったらどこかに一泊して、妻を楽させてやりたいです。

5)とにかくホメる

私自身怒られるのは嫌いなので(好きな人はいるのか?)、ホメ伸ばしを心がけています。
何かを破壊してもホメる。内部構造を知りたかったから壊したんだ、偉いね!とかですね。
子供の何気ない行動も理があってやっています。頭ごなしに怒っても子供は成長しません。
死ぬ気で理由を探ります。よく考えると自分のまねをしていたとかもわかります。
そういう時は「するな!」では治らないので、自分がその行動を辞めるよう努力します。

6)子供扱いしない

子供なんですが、子供扱いはできません。
ロールモデルが私なので、私のまねをします。お前はまだ子供だと言っても、理解はできません。
だったら、子供と思わないことです。
クレジットカードを私が使うので、子供もクレジットカードを出してきて使おうとしてたりします。
「勝手に財布をあさるな!」と怒ってはいけません。
「クレジットカードはお店で使うものだよ」「お金の代わりになるんだよ」。
理解できないなんてわかってます。でもいっちょまえに説明してやるのです。
そのうち何となく理解するので、子供って侮れません。
理解したら同じ行動はあまりしなくなります。

「子供にわかりっこない」なんて思っていては、絶対伝わらないことでも、真摯に説明すれば伝わることがあるのは感動します。最近、息子の理解力が急激に高まってきてとても楽しいのと同時に、恐ろしくもあります。育て方を一歩間違えれば、どう転ぶかわからないのです。

もっとも、私は究極のイクメンは「将来、子どもに自慢される父親になること」だと思います。
私は昔、母が入院した時に父が弁当を作ってくれたことがありますが、自分が父親になるまでそんなこと自慢になるとは思っていなかったし、父が作ってくれた不細工な弁当を持っていくのが恥ずかしいとさえ思いました。

しかし、父は母が入院したからと言って弁当がなく不憫な思いを息子にさせたくなかったのでしょう。子供ができてそんなことを初めて理解しました。

でも、それが自慢できることだとは思っていません。単に、私が「先輩パパ」として父親の存在感に今頃気づいた、という話に過ぎません。