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だいぶつのブログ

いまさらなことをいまさらに語ります

家は賃貸vs自己所有論争の終焉

ネットの議論に意味はないとい言っている人もいるようですが、その場その場の議論に意味はなくとも、その積み重ねがまとめられたり再引用された利を繰り返しているうちに、真実に近づいていくということがあります。以前から私自身も疑問に思っていた議論に、ネットが終止符を打ってくれたという事が少なくありません。
その一つが「家は賃貸と自己所有、どっちがイイの!?」という論争です。

この、最初から答えのでなさそうな話なのですが、ずっと賃貸派が優勢でした。トータルの所有コストを比較したら、賃貸のほうが安いじゃん(持ち家は、使わない部屋がずっとあるので、それをお金に換算したら損だということ)、ってな論調だったように思います。

書いていること自体に論理的な誤りは見つかりません。しかし、奇妙な違和感を禁じえませんでした。まあ、資本主義社会は何事もお金で測るのが流儀なのかもしれませんし、ロバート・キヨサキも似たようなことを書いていました。

そうだよね、賃貸って賢いよねと同意しながら私自身はローンを組んで家を買ったり、なんか私自身やってることが違います。心では全く納得していなかったのですよね。だから家を買ったわけです。

それは、彼らの格好の批判の種であるちっぽけな所有欲を満足させるためでは決してありませんでした。持ち家といってもローンで買っているわけで、毎月家賃(ローン)を払って住んでいます。感覚的には銀行の持ち家を借りて住んでいるような感じで、決して所有欲を満足させられてはいませんでした。

以前、エコジョーズ+床暖房という記事を書いて割と読まれたことがあります。
賃貸物件検索で探してみればいいと思うのですが、エコジョーズ、床暖房とも、きわめてまれにしか存在しません(というかふつう見つかりません)。

誰かが何かのコメントで「住みやすさというファクターが抜けている」と書いていて納得した記憶があります。
賃貸は、押しなべて住みにくいのです。

私は今は賃貸です。とはいっても分譲マンションを賃貸で借りて住んでいます。やっぱり、分譲マンションは賃貸マンションよりスペックが高いんですよね。結果的に割安です。

賃貸はいかに効率よくお金に変換するか、ということを考えて作られた住宅です。
もちろん、効率よくお金に変換するうえで最低限のスペックは必要です。しかし、逆に言うと最低限のスペックが満たされていれば、それ以上細かいところにお金をかけるのは割に合わないということになります。

床暖房というのは、そういう意味では一つの試金石といえましょう。
単純に暖房するだけなら、エアコンやファンヒーターがあります。しかし、床暖房の効果はただ「暖かい」にとどまりません。足元から温まり、頭寒足熱を実現し、健康にすらいい影響があります。

健康の話が出ましたが、シックハウスのような化学物質も、短期間では影響が分かりにくいということで賃貸住宅には残留しやすい傾向がある様に思います。オーガニックな壁紙も、シックハウスな壁紙も見た目上はほとんど違いがありません。住んで数か月から数年のスパンで影響を及ぼします。

こういうようなことも賃貸では軽視されがちなように思います。

なので、目に見える以上の価値が自己所有住宅では実現しうるということになります。
もちろん、粗悪な建売なんかも枚挙にいとまがありませんので一概には言えません。真面目に持家を考えられる人には、建売はあまりお勧めできる選択肢ではありません。

自分で建てるからといっても、ちゃんと抑えるべきところを抑えないとダメなこともあり得ます。

ただ、これだけは言えるでしょう。「住むことを考えて作られた家」に住みましょう、ということです。
貸すことだけを考えて作られた家、というのは人によっては難がある可能性が高いのです。

ですので、分譲賃貸いうのは一つの折衷案として、いい選択肢だと思っています。

こういうような結論が得られるようになったのも、ネット上での議論があったればこそだと思っています。
住宅などは特に一生に何度も選ぶものではないので、よりネット上の情報が貴重になってくるように思っています。