老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

僕がそれでも奈良に住み続ける6つの理由(今福岡だけど)

ハッキリ言いますが、奈良が最強です。

1)天災と無縁

天災大国である日本において、最も天災から遠い場所はどこでしょうか。私は、それは奈良だと思っています。
国宝・世界遺産 法隆寺五重の塔。1300年前から建っている木造建築物です。もちろん、匠の技もあるでしょう。しかし、大震災に見舞われたらさすがに厳しいでしょう。私は40年以上奈良に住んでいますが、最大震度はたったの3(阪神大震災時)です。「最大震度たったの3か、ゴミめ・・・」。地震大国の誇りを忘れた地です。
台風被害も稀です。私の経験では台風でそれらしい被害があったのは1度だけです。

平成10年台風7号
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9010%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC7%E5%8F%B7>

このときばかりは瞬間最大風速70m/sでエラいことになりました。飛んできた瓦で車のガラスが割れたとか、26時間停電したりとか大変でした。しかし、それ以外では風水害は皆無です。

原発が爆発した時のことを考えても、和歌山に原発がないおかげもあって、風向き的には放射能被害を最も受けにくい場所の一つといえましょう。まあ、これは人災ですが。

2)米がうまい

奈良県産のお米ひのひかりはおいしいお米です。うちでは近所の農家からお米を分けてもらっていましたが、その辺のスーパーでもひのひかりは売っていて、おいしさにそれほど差はありません。
コシヒカリやひとめぼれなどのブランド米は、高い割には対しておいしくありません。まあ、産地からの距離を考えると新鮮度に差があっても当然なのかもしれません。知らない人が多いのですが、米は玄米の状態で冷蔵保存し食べる時に脱穀・精米して食べるのが一番おいしいのですが、全国を流通するブランド米は精米された状態で常温保存されていますので、当然劣化も早くなります。産地から直送するサービスも増えて消えているようですが、地産地消のコメを食べるのがコスト的にも一番です。

3)水がうまい

奈良県南部には大峰山という山があり、水がわいています。「ごろごろ水」というペットボトルウォーターを売っています。六甲の水よりこっちの方が私は好きです。私の住んでいた奈良県橿原市吉野川(紀ノ川)から水を引いており(吉野川分水)、水道水もそこそこうまい。ご飯を炊くのにもそのまま使っていました。これが結構うまさに差が出ます。
そして水がうまいので豆腐がうまい。私は豆腐好きなのですが、吉野川の水を使って作られた豆腐は本当にうまいです。なんというか、しつこくないあまり主張しないすっきりとしたうまさが特徴です。

4)秘境の温泉がある

奈良県南部の吉野はまさに秘湯とも言うべき温泉の宝庫です。近くは大宇陀のあきのの湯、遠くは入之波(しおのは)温泉、湯泉寺温泉、十津川温泉など、温泉がたくさんあります。これらの温泉はかけ流しが多く、超新鮮な温泉が楽しめます。奈良県南部からだと車で1〜2時間半でアクセスできます。
私の生涯最強にお勧めできる温泉なのですが、他県からだと遠すぎてくる人がいません。そのため、素晴らしい温泉のくせにそこそこすいていてゆっくり入れます。こういうのをまさに秘湯というのでしょう。

5)関空へのアクセスが抜群

奈良県橿原市では大和八木駅から関空へのリムジンバスが走っています。1時間強で着きます(電車より速いし、渋滞するした経験はありません)。大きな荷物を持っていても、床下にしまってくれますので安心です。品川なら、3時間かからず着くことができます。新幹線に乗ると4時間弱かかります。関空はLCCの拠点として発展しているので、今後全国各地へのアクセスが容易にできる都市として発展してゆくと思います。車でアクセスしても、関空には安い駐車場があり(1日600円程度)、家族旅行でも安心です。

6)大都市への程よい距離間

近鉄電車に乗れば、日本橋・難波といった大阪ミナミに40分程度でアクセスできますし、鶴橋で乗り換えれば梅田方面へも1時間程度でアクセスできます。最近では近鉄阪神が相互直通を始めたので、神戸方面へのアクセスも以前よりは改善しています。京都へは近鉄で1本、1時間強でアクセスできます。三条河原町方面へも丹波橋でけいはんに乗り継げば1時間半程度です。
これらの大都市から程よい距離間であることで、「週末、大都市のいいとこどり、平日、閑静な住宅で暮らす」ということが可能になります。最強のベッドタウンといえましょう。