だいぶつのブログ

いまさらなことをいまさらに語ります

サラリーマンは、とってもおいしい職業。サラリーマンを貶める最近の風潮は、単なる妬み。

ネット民の皆様方は、サラリーマンというものに対してどういう印象をお持ちでしょうか?これを端的にあらわした語が「社畜」という、近年のバズワードです。

実際、社員は家畜のように「飼われて」いるのでしょうか?

そういう人が、まったくいないとは私も思いません。しかし、実際にはサラリーマンというのはもっと楽チンなお仕事なんです。

端的に言うと、毎日座っているだけでお金がもらえる。ノーリスクミドルリターン。それがサラリーマンという職業です。給料を減らされることはあっても、給料がマイナスになることはありません。経理事務の社員が会社のお金を紛失しても、悪意がなければ法的には賠償する義務はありません(この場合、会社の管理責任が問われます)。

そういう意味では「プロブロガー」というのはサラリーマンととてもよく似た職業です(職業かどうかは怪しいが)。ノーリスクミドルリターン。リスクを犯さずにお金だけを得たいという点では変わりません。

年収300万円と聞くと、皆さんは安いと思いますか?ですがこれはとてもいい金額なんですよ。預金金利が0.1%/年という超低金利の時代において、300万円の「確実な」「ノーリスクの」収入を「お金だけの力で」もらおうと思うと、定期預金か国債を買うしかありませんが、そのためには30億円の預金が必要です。年収300万円の男には30億円の価値があるのですよ。

一方、投資の世界になると状況は変わります。デフレ社会においては物の価値がどんどん下がっていきますので、現金以外の資産を持っている資産家は常にどんどん損していきます。たとえばバブル期の億ション、いまだと3000万円くらいになっているのですよね。金現物も最近ずいぶん相場が下がったといいます。

まあ、その分貧乏人に割が回ってきたというか、サラリーマンは得したんですね。円高・デフレ・株安で資産家はしんどかっただろうけど、サラリーマンの給料は劇的に減らされるわけでもなく、物の値段はどんどん下がる。牛丼なんて一時250円ですよ。栄養のバランスはともかく、食っていくだけなら一日1000円もあれば足りるようになった。

というのももともと、日本では食料品の値段が異常に高かったのです。コメとかも専売制の名残もあっていまだに高い。で安いのを買うと粗悪品に当たる。みんな用心して安いのは買わないので、なかなか価格が下落しない。ブランド米ばかりに人気が集中する。市場を政府が取り仕切ると、ろくなことがないんですね。

で、比較的まともな値段まで食料品・生活必需品の価格が下がってきた。だいぶ暮らしやすくなったんですね。「デフレは危ない」とかあおっていたのは政府系の人たち(あるいは自民党系のプロ市民やいわゆる「ネトウヨ」)だけで、みんな割とハッピーに過ごしていた。無論バブルのときみたいなことはありませんよ。だってアレのほうが異常じゃないですか。キャバクラで一晩100万ってアホかって話ですよ(そんな無駄金使うなら高級ワインを買って飲みたい)。円高だって80円くらいまでなら日本の企業は余裕で対応できるようになってきていた。製造業はそもそも中国生産なので為替ヘッジはなくても大丈夫な企業がほとんどになってます(人民元はドルとレートが同一なので)。給料は下がらず物価は下がるんだから、所得が増えたのと換わりはない。

そうなると、サラリーマン勝ち組過ぎてみんなから嫌われる。まずもって、雇用の調整を担っていたニート・フリーター・派遣社員といった人から嫌われるようになった。嫌われるのも道理なんですよ。おいしいですから。サラリーマン。

でもね、これは長年続いたデフレにより(よく言うと日銀の「何もしない政策」のおかげで)おきた、正常な市場経済原理の賜物というしかないんですね。いわゆる「神の見えざる手」ってやつです。

いまアベノミクスで賃金が増えたかのように見えてますが、物価も上がってます。物価上昇で比較しないと無意味ですが、どうやら物価上昇を織り込むと実質所得は減っている可能性が高いようです。

デフレで誰が困るって、第一義には資産家ですよ。とはいえ、資産家は資産価値が減るって言っても実際には減るわけじゃない。お台場の億ションが、朝出て帰ってきたら3LDKから1LDKになっていたりはしない。むしろ、価値が減れば固定資産税が減るから住み易くなる。

 

で、誰が困るんだって、借金もちですよ。資産価値が下がる=現金の価値が上がるわけです。借金が増えるんだ。額面は増えないけど実質的に増える。そして。日本で一番たくさん借金してるの誰だっけ?孫正義じゃないですよ。日本国政府です。

お気楽極楽な生活をホントは営めるはずなんですよ。私もあなたも。でも、日本国政府という名の放蕩息子が、勝手に私やあなたの名義でお金を借りまくっているんだ。自分で返す気なんてハナからありゃしませんよ。そんな気があれば、こんな巨額の借金ができるはずがないんだから。

借金を返さないといけないから、消費増税は仕方がないとか。バカですか?誰の借金だっつう話ですよ。そんなもんは、大半が必要ない公務員の人件費とか、「はーとぴあ」とか地方空港とかありえない新幹線とかのハコモノにぶっこまれて、資産評価しなおしたらよくて100分の1(200億円が2億円)みたいなことで捨てられているようなものです。われわれから吸い上げた莫大な税金を、年金を、ほとんど無駄に消してしまっているのですよ。

といっても、金が本当に消えるわけはありません。金は金としてあります。誰のポッケに入ったのか?古くはゼネコンです。いまはITゼネコンとか、政治家とか、官僚とか、マスコミとか、まあその辺ですか?

よく叩かれている年寄りに流れている金だってたいしたことじゃありませんよ。私にも70を超えた母がいますが、もらっている年金などわずかな額です(月10万以下ですよ)。私の払っている厚生年金・税金を全部合わせると、母の貰っている額を軽くしのぎます。だから母に小遣いあげなくてもいいんだ(笑)。

でもまあ、会社が大して働いてもいないのにそこそこ給料をくれるので、ありがたい話です。休日は仕事のことなんてすっかり忘れて家族と遊べます。経営者ではこうはいかない。むしろ「お前なんで仕事手伝わんのじゃボケ!」なんて家庭不和の原因になる。こんなサラリーマンという美味しいシステムにうまく乗れずに、必死でサラリーマンたたきをしてやっとこさ食い扶持程度は稼げると喜んでいる人が哀れでなりません。

ってか、こうやって使っているはてなブログにせよ難にせよ、サラリーマンが運営しとるんでっしゃろ?そのシステムにただ乗りしておいて、サラリーマンを十把一絡げに貶めて、どないやねんと思いますけども。

ま、要は妬みなんでしょうねと。でもやまもといちろうみたいなネオニートにもなれない。気持ちはわかるのですけど。

せいぜいがんばりや。