老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

福岡の醤油には、砂糖が混ざっている

いやま、なんでも経験ですなぁ。こんなこと、40過ぎるまで気づかなかったんだもの。福岡じゃ醤油が甘いんですよ。甘いといっても、うまみがあるという意味ではなく、純粋に砂糖が混ぜてある(ラベルにもちゃんと書いている)。

私は砂糖醤油があまり好きではなく、おもちにつけるのも生醤油と決めています。

 

「なぜモチそのものに甘みがあるのにわざわざ砂糖をまぜにゃならん!?」

 

と考えています。

まぁ、でもいいんですよ。人の好みはそれぞれなので、モチに砂糖醤油をつけたいという人の意思は尊重します。しかし、ですよ。最初から砂糖混ぜておくこたーないじゃないですか!後から砂糖を足すことはできても、後から分離することはできないんだから!!

おかげで、最近では小さな「マイ醤油」(むろん、大豆・小麦・食塩しか使っていない純粋な醤油)を持ち歩いています。

こちらに来たおかげで気づいたのですが、醤油は断然ヤマサがうまいですね。キッコー○ンとかヒ○シマルとか、話になりません。ヤマサといえば醤油の町銚子。やはり、銚子ブランドは伊達じゃねぇ!と思いました。マイ醤油も「ヤマサ有機しょうゆ」です。

ま、そんなことに気づけたのも、福岡に越してきたからなんですけどね。

嘘だと思っている人は、福岡のスーパーの醤油コーナーに行って御覧なさい。よほどよく探さないと、砂糖抜きの醤油はありませんから。

 

こっちの刺身は鮮度抜群でおいしいんですよね。でも、大半の人はもったいないことに砂糖醤油をぶっかけて食している。おぉ・・・マイ仏・・・・。クレイジ-・・・。新鮮な魚介類のうまみがだいなしだぁ・・・・。

マイ醤油をかけて刺身を食べたらうまいのなんの。食材はやっぱりいいもの持っているんですよ。

 

関西では、刺身につけるのも「刺身醤油」=「たまり醤油」と決まっています。うどんにも、まず砂糖は入れません(入れるとしてもみりん)。まあ、この辺の郷土史的なものを十分研究しているわけではないので偉そうにはいえないのですが、どうやら福岡は醤油に必ずといっていいほど砂糖が添加されているのです。

福岡では「うまくち醤油」とか売っているのですが、これはたまり醤油じゃなく、上述の「砂糖醤油」の事を指します。すき焼きに砂糖を入れますが、こちらでは砂糖を足さなくてももともと醤油に砂糖が入っている。

まあその方がうまいという人の好みは否定しませんが、後から足したらよくね?(あ、2回目?)

 

ひとつには、九州は気候的に醤油作りが向いていないのかもしれませんね。あまりおいしい醤油ができない。なので、勢い味をいじりに入る。醤油そのものの味を向上させるのなんて、生半可な努力じゃ無理でしょうからね。砂糖は簡単に混ぜられるもの・・・。源泉賭け流しに塩素ぶっこんじゃう温泉旅館と同じ構図なんでしょうね。

もしかしたら200回くらい前の「美味しんぼ」で取り上げられてる?このネタ。読んでないから知らないんだけど。