老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

ドコモはとっととおサイフケータイ専用SIMを出せ

Nexus 5を買った。

快適そのもの。国産スマホに入っている要らないアプリもぜんぜん入っていないので、軽いしおサイフケータイやらワンセグやらという無駄な機能もないのでスッキリ感抜群だ。

俺も、もともと日本メーカーで働いていたわけだから、海外製の製品を買うことに抵抗がなかったわけではない。ちなみに、一つ前のスマホはSony Ericssonだった。半分イギリスだけど。スマホも、そこそこ出来がいいのがあれば国産を買いたかった。

しかし、日本の携帯販売方式(インセンティブモデル)がどうしても嫌いで、また、携帯そのものも平凡な仕様のものしかない。おまけに、店頭に行かなければ買えないとか言う前時代的な販売システム。いちいち「月々サポートがこの機種はいくらで・・・キャッシュバックがいくらで・・・」とか調べるのもめんどくさくてどうしようもない。俺様は便利なスマホが欲しいだけだ。なにやらiPhoneで100万くらい荒稼ぎしているとか言う話を尻目に、39,800円でGoogle Playの公式サイトからSIMフリーのNexus 5を買ったわけだ。そして、MVNOのSIMカードを挿して使っている。

「SIMフリー」と称されたSony Ericssonのスマホにも、MVNOのSIMカードを挿して使っていたわけだが、テザリングができない。アプリを入れてUSBテザリングはできるようになったが、Wi-Fiテザリングはできない。Nexus 5では普通に、当たり前に、当然のように、USBテザリングもWi-Fiテザリングも使える。月々2,930円、SIMカード3枚。上限7GB。ばかばかしくてドコモのパケット定額などには戻れない。

Nexus 5はアメリカに比べるとちょっと高いので躊躇していたんだが、総務省がしょうもない規制をかけているから仕方ない。Googleはこういう国別の事情もちゃんと勘案しているから好感が持てる(Appleにはない)。

ちなみに、前後してChrome Castを買った。Nexus 5 + Chrome Cast + Google Playで買った「アナ雪」を家族で勧奨した。HD画質は500円だが、映画館で見れば家族で4,000円を超える。DVDより画質がよく、大変満足だった。すごい時代になったもんだね。パソコン要らないもん。

携帯カメラとしても大活躍。もはや、デジカメは必要ない。今まではコンパクトデジカメが要らない、という意味でこういう人もいたが、いまやデジタル一眼すら一部のプロユース以外には不要となったといえるかもしれない。

 

そんな中で、唯一困っているのが「おサイフケータイ」の処遇だ。当然、世界のGoogle様がそんな東洋の一小国の規格なんぞに対応してくれるわけがない。ユーザーは多く見積もっても1,000万人程度。アクティブユーザーはもっと少なかろう。

ただ、おサイフケータイには「いちいちATMとかに行かなくてもクレジットカードからチャージできる」という唯一最大のメリットがある。そして、今のところドコモの場合だとiモード(spモード)という前時代的な閉域ネットワークの利用契約をしない人には使わせてくれない。

いったい、彼らにはこの規格を世界に広めようという意思はないのだろうか?

今は、前使っていたガラケーを「音声電話+おサイフケータイ」専用として使っている。しかし、そのうち音声電話もスマホに移行しようと思っている。なので、おサイフケータイだけが残る。

 

さて、NTTドコモは小さいSIMの入った薄っぺらい端末を発表している。これを、BluetoothかNFCでプログラミングできるようにして、おサイフケータイにしてはどうか。

ドコモ、謎の新端末 透ける「何でもLTE」の野望 :日本経済新聞

通信は、おサイフケータイ関係だけができればいいので、月額利用料は無料としてくれ(おサイフケータイベンダーから手数料を取ればいい)。初期費用はデポジット1,000円くらいで。

もともと、携帯電話とおサイフケータイ(プログラマブルウォレット)というのは、一体化しておくとセキュリティ上も問題なのだから、切り離したほうがいい。

 

ということで、さっさと商品化してね。