だいぶつのブログ

いまさらなことをいまさらに語ります

福岡の食材がいいからこそ、福岡人の味覚はおかしい証明となる

福岡にはうまいモンがたくさんある。

代表は海の幸だ。近海物の鯛や対馬のマグロ、呼子のイカなどは特にうまい。

北海道産だが、イクラやウニもイキのいいのが入ってくる。北海道で食うのに比べるとさすがに劣るが、奈良で食べるウニやイクラに比べると桁違いにウマい。イクラはプチプチに張っていて、押しても簡単につぶれない。奈良だと押すと「へにゃっ」となってしまうのだが。ウナギの季節だが、主に鹿児島産のウナギも豊富に入ってきていて、安くてウマい。ウナギの蒲焼には砂糖が入っていてもOK。

そして意外かもしれないが、鶏が超ウマい。こっちに来て鶏肉でハズレを引いたことがない。奈良ではカスカスの鶏しか食えないのだが、プリプリで超ウマい。俺がうまいものをほめるときに言う最上級のせりふは「○○の味がする」なのだが、こちらに来てから「鶏の味がする」と何度も唱えた。奈良では主に鶏の味がしない鶏しか食べられない。

鶏がウマいので卵もウマい。黄身が超もっこりしていて、味が濃い。「卵の味がする」。卵ご飯を死ぬほど食うようになった(そして太った)。

牛も意外と侮れない。佐賀牛も悪くないが、福岡牛もけっこうウマい。ただ、鶏肉がうますぎて牛肉を食べる必要がない。鶏肉の、あの貧乏臭い感じがまるでないのだ。超リッチな食材感なのである。驚くなかれ、福岡は宮崎を押さえて日本一の鶏肉生産地なのだ。そらウマいわ。

名古屋で食った名古屋コーチンもウマかったが、高い。こちらでは名古屋コーチンと同レベルの鶏肉が半額で食える。

しかし、である。上記は全て魚肉系だ。id:locust0138クンの詳しい農産物に関しては、ほぼ全滅である。

豆腐はマズくはないがウマくもない。大豆そのものは食べたことがないのでわからないが、たぶん丹波笹山・奈良の山奥で食べられるものには、負ける。

(しかし丹波笹山の豆類のあのクソウマさは一体なんなんだ?)

米は残念ながら奈良県産「ヒノヒカリ」に勝っているものにめぐり合えない。熊本で金賞を取ったという「森のくまさん」をAmazonで買ってみたが、そんなにむちゃくちゃウマくはない。

野菜はなぜか鮮度が悪くマズい。もともと野菜好きじゃないのだけど、やっぱり奈良の方がウマい。聞くと奈良って割と野菜大国だそうだ。農協(現JA)の野菜を小学校で食わされていたが、マズかったのにな。

アスパラとかはちょっと見所のあるのもたまにあるようだ。佐賀県産の野菜とかはうまいのもある。とにかく、福岡の農産物でウマいものにあまりめぐり合えない。ああ、糸島の食材を使ったというピザを食べたが、超ウマかった。糸島は別格かも(でも糸島イオンの野菜はマズい)。

で、食材がいいのにうまいものが作れないというのは、味覚センスがないからである。たぶん、暑いので味覚がバカになっているのだろう。俺もバカになる寸前かもしれないが。

たとえば、マリノアシティに「ポムの樹」というオムライス屋さんがある。京都発祥のオムライス屋だ。京都で学生やっていたというlocust0138クンもきっと知っているだろう。

この店はサービスクオリティ(従業員教育)が関西レベルなのでとても接客態度がいい。当然全面禁煙。それでも行列が途絶えることはない。だって、卵がウメーんだもん。なんでもっとオムライス屋をやらないのかね?不思議でならない。

ちょっと前にデリバリーの中華で天津飯を頼んだのだが、クソ甘くて食えたものでなく、半分以上捨てた。こんなウメー卵が安価で手に入るって言うのに、それに砂糖ぶち込むなんて!どうかしてるぜ。卵は卵の味で食うべき。だし巻きに砂糖、ダメ、絶対。腐った卵の味ごまかすためとしか思えない。

大豆がたくさん取れるからウマい大豆も選べる。道理はそうだ。だけど、現実はそうじゃない。だって、ウマいかどうかがわからないんだもん!舌がバカになっちゃってるんだもん!キュレーションできないじゃん。たくさんつくりゃウマいモンができるなら、ウマいワイン作りに血道をかけているワイナリーやソムリエを馬鹿にした話ですな。

ウマいモンはウマい。

さいなら。