老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

本土の醤油はからい

九州島民となってはや1年以上がたつ。

このブログでも長らく主張してきた「福岡の醤油は甘い」という事実であるが、最近では「本土の醤油はからい」と思っている自分がいることに気づく。

むろん、福岡の醤油をつけたらやっぱり甘ったるくて食べられたものではないのだが、本土の醤油は「チトからいな」と感じるようになってきてしまっている。

まったく、習慣というのは恐ろしいものである。

島民は九州唯一の球団、ソフトバンクを応援せねばならない。

最初、「なんだハゲの球団か」と思っていたのだが、最近ではなんとなく親近感を持ってしまっている。たまにナイターを見たりもする。このまえ、ドームに観戦にすら行った(息子がぐだぐだで、4回で帰ったが)。

このまま、九州に「帰化」してしまうんだろうか。いやいや、それは無いな。奈良に墓があるし。とはいえ、子どもが微妙な時期に引越しもしたくない。

ちなみに、最初は福岡の某田舎町に住んでいたのだが、福岡市内に引っ越してきた。

温泉が近くに無くなったり、買い物が不便だったりいろいろ不満はあるが、唯一息子の療育には事欠かない環境になったことだけが救いである。小学校も近い。以前の福岡の某田舎町では、一番近い小学校まで2キロ近くあり、子供の足で歩けるとも思えなかった(まあ、私も子供のころ似たような距離だったが、当時はクルマも少なかったしな)。

市内は、田舎町と違って排他的な人種は少ない(皆無なわけではない)。関西出身者も、生暖かく迎え入れてくれる程度の度量はある。

とはいえ、アメリカ西海岸みたいに「私たちトモダチね!」みたいな雰囲気では明らかに無い。

街中で「バキューン!」ってやっても、死んだフリをしてくれる人は居ないし、「あなた、カワイイわねぇ!」と息子にアメちゃんをくれるおばちゃんもいない。

まあ、そんな感じです。

 

追記

おお、そういえばこの前佐賀の「古湯温泉」というところに行ったのだけど、ここの宿のおばちゃんがすごい親切、フレンドリーで、息子がすっかりなついてしまった。

実家に帰省するとき「温泉のばあちゃん」に会いに行く、といっていたくらい。実の祖母よりなついてしまった(たった1回で)。

夫婦ともども、さすが「佐賀のがばいばあちゃん」だと感心している。

(佐賀の人は本当に「すごい」ことを「がばい」ということも聴撃した)。