老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

ドナーカードには何も書かないのであります

脳死の方の意思は示されていないのに、家族が認めたので臓器移植が行われたというニュースがありました。

私は、昔から一貫して「何も書かない」のであります。

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基本的には遺族に面倒をかけたくないので拒否であります。

臓器提供者の遺族は、無償で様々な労苦を負わされます。なんとなくかっこいいとかそんな理由で選ぶべきものではないのであります。

臓器を提供したあとで後悔した話などはよく聞きます。

しかし、遺族がもし臓器を提供することに何らかの精神的見返りを得られるとしたら?

その時、私は死んでいるわけですのでなんにもアドバイスは出来ません。

「あなたのしたい様にしてください」

そういうことです。

沈黙こそが私の遺志です。

最愛の家族に、私が死んだ後処理、様々な精神的労苦を負わせてさらになおさら「臓器を提供せい!」などという指示を死んでいるくせに出来るような立派な人間ではありません。

小学校のとき、よく「沈黙は金」と言われて叱られていました。おしゃべりだったのです。

そんな私が「沈黙」が最善の選択であると考えるようになったのだから、年を食ったということなのでしょうね。