老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

女性蔑視のヤジについて俺もそろそろ一言いっとくか

女性蔑視のはてなブロガー最先鋒であるだいぶつとしては、これには一言いっとかねまなりますまい。

女性蔑視ヤジ:謝罪の大西議員「私の信念」と主張 - 毎日新聞

って、わりとどうでもよかったんで全く言及してこなかったんだけど、意外と?大西議員否定派が多いのが気になった。

ものすごく単純な事実の指摘だと思うのだけど、女性が子供を産まないから少子化が進む。これは当たり前の話だ。そして俺はよく引用するけど、マザーテレサのこの言葉だ。

帰って家族を愛してあげてください。

(ノーベル平和賞の受賞会見時、「世界平和のために我々には何ができますか?」という記者の問いに答えて)

俺は大西議員の主張は上のマザーテレサの言葉と何も変わらないと思う。

好きな格言にこういうのもある。

先ず隗より始めよ - 故事ことわざ辞典

隗というのは国の名前で、小さい弱っちい国だったそうだ。世界征服をしたいという将軍が「まず隗から始めろ」と軍師のオッサンに諭されたという故事にちなむらしい。大事をなすものはしょうもないことから始めろということだ。

まあ、おおむねマザーテレサの言葉と変わらない。

さて、ヤジの対象の女性議員は子どもが産めない体なのであろうか?ならばそれを公表すればいい。そして、子どもが産めない代わりに代償行動として議員活動に精を出しているのだと言えば、みな同情し納得もするし、大西議員も泣いて詫びるだろう。

しかし一人の子も世に送り出せないで少子化対策とは、語るに落ちるとはまさにこのことではないだろうか?では産める体なのに産まないのだろうか?なおさら、語るに落ちる。

で、自分個人ではなく世の中の「子どもを産めない女性」を巻き添えにしたのが、ヤジの対象の女性議員じゃないだろうか。「あのヤジは私個人ではなく、広く世の中の女性全員に向けられたものだ」という、とんでもない逃げ道を見つけ出したわけだろう。

こんなことがまかり通っていいんだろうかと私は思う。こういうことがまかり通るからこそ、日本の少子化は止まらないのではないか。

子どもを産まなくても議員の座に安住して生きていけるし、少子化を語ってヤジられても世の中の女性を勝手に巻き添えにすれば逃げ切れる。

そりゃおいしすぎて子供を産むなんて割に合わないこたーしたくなくなりますよな。

って感じに思いました。