まあ、景気が良くなってきている証拠なのでしょう。定期的に投資のネイティブ広告みたいなやつが出てきますね。
いわく、長期投資は絶対に損しないのだ!とか。実体は投資信託の宣伝だったりします。
その人にはTwitterで投資信託には「解散リスクがある」ということを教えてあげたら、それ以降は何も言ってこなくなりました。
現物株を延々と保有するなら、下落時に売りさえしなければノーリスクといえます。
ただし、その場合でも倒産リスクはあります。
なので分散させるわけですが、なら分散投資している投資信託ならノーリスクかというと、当然そんなことはありません。
投資信託はノーリスクなら、サブプライムショックもリーマンショックも起こりえません。
「セゾン」というビッグネームだからという思いもあるのでしょうが、「リーマン・ブラザーズ」も日本ではともかく米国ではセゾンやゴールドマンサックスと匹敵するようなビッグネームですからね。
自分の大切な資産を赤の他人に預けてノーリスクということは、ございません。
特に、投資信託は買うときに取られる手数料や信託報酬という、「リスク」が顕在的に存在します。
信託報酬が1%のファンドでは、利回り1%未満だとマイナスになるわけで、よりリスクが高いとも言えるわけです。
素直に考えれば日経連動型のETFとかを買えばいいはずなんですが、あえてアクティブファンド。理論的にインデックスファンドより利回りが落ちるとされるアクティブファンドを勧めて「長期投資は安全だ」ってのはどうなんでしょうかね?
(アクティブファンドは、利回りが良くても手数料が高いので相殺されてしまい、トータルではインデックスファンドより利回りが劣ります)。
5年や10年スパンの運用実績で判断できるもんでもございません。ファンドマネージャーが変わってゴロッと変わる恐れもあります。それがインデックスファンドにはない、アクティブファンド特有のリスクでしょう。
ゴロッと投資方針を変えるようなことをするから、短期的に高い利回りを実現できるわけで、それで集客しているわけでしょう。ある程度客が集まったら、パッシブな投資に切り替えるのかな?いよいよ、やばくなったら解散覚悟で無茶な戦略を打ったりする可能性すらありますよね。
怖くないのかなー。