老いぼれエンジニアには隠す爪がない

この時代に老いぼれを見たら、「生き残り」と思え…!

六年ぶりの更新です

お久しぶりです。だいぶつです。

長らく放置状態でしたが、ちょこちょこアウトプットしていかないと脳がどんどん衰えるので、リハビリがてら再開したいと思います!

最近ITフリーランスとして活動しています。そこそこ売上が立ったので法人でやっています。個人事業主のフリーランスはたくさんいるのですが、法人成している人は意外と少ないようなので、そのへんのノウハウと、あとIT開発関連の知見をぼちぼち書いていけたらなと思っています。

以前のようなよもやま話も適当に織り交ぜていけたらなどと考えています。

どうぞよろしくお願いします。

奨学金と貸主責任

奨学金と自己破産のニュースが流行りである。

www.landerblue.co.jp

奨学金という名前が悪いと言った主旨のブコメを私はつけていたが、少々趣が変わってきているので珍しくエントリにすることにした。じつは、私も奨学金を借りた身である(返済済)。

もともと、奨学金は名前の通り単なる学資ローンとは異なるものだった。私が借りた頃は日本育英会奨学金第一種と言う名称で、連帯保証人は必要なく、通常の借金と異なり返済できなくなっても自己破産までする必要はなかった。このため「逃げ得」となっており、またこのため奨学金の原資が不足し、新たに奨学金を貸し出すことができなくなりつつあるという話であった。数年前にはこれが社会問題となり、私も奨学金をちゃんと返すように啓蒙したりしていた。

そして、結果として通常の債権と同じように最終的には裁判所を経由して差し押さえなどを行うという、通常の貸金業と同じような形態になった。上記記事の永江氏が大きくミスリーディングしているのは、奨学金というは上述の通り最初から学資ローンだったわけではなく、社会福祉の一環だったことは間違いがなく、それがいろいろな変遷を経て現在のような形態(サラ金と同様)に落ち着いている。

永江氏の論点に決定的に欠けているのは、この「奨学金制度の水面下での変化」を批判しているのか、はたまた「金を返さない学生」を批判しているのか、「サラ金そのもの」を批判しているのか、そのへんが判然としていないことである。

また、上記記事で触れられている連帯保証人の件については、実は重要なポイントである。通常の借金は、相手の返済能力に対してカネを貸す。したがって、最近半年の月収はいくらか、担保に差し出せる物件を持っているか、そういう点を探る「審査」が行われるのが普通である。そして、その一環として「人質」を差し出させることが日本では普通になっている。この人質のことを「連帯保証人」というわけだが、金融屋がとりっぱぐれの内容に極めて非合理的な義務を負っている。

お金を借りた人は、現金を手にすると同時に、返済義務を負うわけだが、連帯債務者は、何も手にしていないのに返済義務だけを負うのである。これは「人を借金のカタに差し出す」という人身売買にほかならず、日本国憲法を真面目に精査すれば違憲である可能性が極めて高いおかしな業界慣行なのである。

このおかしな決まり(契約)が、日本の金融業界ではまかり通っているのが現実であるが、果たして「奨学金」がこのおかしな「別業界」(教育業界⇔金融業界)の「違憲な慣行」を取り入れる必要はないのではないだろうか。

奨学金は仮にも、その人物の勉学を援助するために貸し出すためのものである。返済できないこともある。これはどの借金でも言えることであるが、奨学金の場合本人が返さないと意味がない。本人が死亡するケースなどは保険などで賄うのが本来であり、「本人が死んで返せないのなら、親兄弟が返せ!」などというのはヤ○ザまがいの金融業だけが許された所業ではないだろうか。

実際、奨学金の貸し倒れ率は1%未満という低水準だということだから、免責事項をもっと拡充し(例えば、現在でも教育業に従事すれば減額されると言った制度があるのだから)、適切な保険を使うなどすれば給付水準を下げることなく、制度の運用も続けられるはずである。

破産すれば返さなくてよくはなるが、日本は一度破産した人間が再びのし上がれるような社会ではないのだから、仮にも「人間が成長する」ことにカネを貸すという事業であれば、死人に追い打ちは論外として、破産まで追い込むのもどうかと思う。

特に永江氏の論点として違和感を感じるのは「こんな奴らは奨学金がなくても破産する」というくだりであろう。私は、奨学金がなくても破産するような人を、さらに奨学金で追い詰めるのはむしろ問題だと考える。

LINE Payカードの還元率は厳密には2%ではない

細かいことであるが、LINE Payカードの還元率は2%といわれているが、厳密には2%ではない。100円未満の端数は切捨てだからだ。私はもっぱら、コンビニなどの小額決済で使っているが、小額決済では切り捨てられる端数が結構バカにならない。190円のものを買ったときのポイントは2ポイントだが、計算すると2÷190=1.05%しか還元率がないことになる。これは極端なケースだが、ざっくり計算するとコンビニでガンガン使うと、還元率は1.6~1.7%あたりに落ち着くことになると思う。もちろん、間に2万、3万といった決済をかませば全体では平準化されて2%に近づくが、2%になることは決してない。

一方、Suicaなどだとピッタリ1,000円単位でチャージして、ポイントの取りこぼしをなくすことができる。満タンチャージなどといった機能があるが、ポイント面では不利なので使わないのが得策だろう。これで、VIEWカードなら1.5%還元である。小額決済にはSuica、高額決済にはLINEと使い分けるのがいいのかな?

ただ、私はiPhoneを買うお金がないので、Apple Payが使えない。このため、VIEW ALTTEに行かないとサンクスチャージ(VIEWカードのポイントをSuicaに交換すること)ができないのが難点だ・・・。早くAndroid PayでもSuicaに対応してもらいたいところだ(でも、今使っているスマホNFCすら対応してなかったりして・・・)。

LINE Payであるが、細かい点を除けばおおむね満足である。電子マネーが使えるところではだいたいカードも使えるので使える場所という点ではSuicaより多いくらいである。難点は電車に乗れないことくらいだろうか。あと、たまに1円のオーソリに通らないといって却下するクレカシステムがある。ごくたまにであるが、そういうところではLIFE Cardを使うことにしている。

ポイントの還元も、クレジットカードだと早くても1~2ヶ月かかるものが、数日~1週間程度で行われるのも安心だ。また、LINEポイントをLINE Pay残高にチャージすることができるのも大きい。そして使ったLINE Payによってまたポイントが付く。これまでのヨドバシカメラのように「ポイントで買ったものにはポイントが付かない」といった、みみっちいことを気にしなくてもいい。なので、私はLINEポイントがたまる端からLINE Pay残高にしている。ポイントのままだとポイントが付かないが、LINE Pay残高にしてしまうとポイントが付くのだ。なんだこれ、一粒で二度おいしい。

カードで買えるものは何でも、実質2%オフだ。おいしい。Amazonギフト券を安く買って使うのも悪くないけど、Amazonギフト券Amazonの買い物にしか使えない。出前館の料金支払いをAmazonペイメントにしても、ギフト券は使えないのだ。

そういう意味では、LINEがんばってるなーと。この前初めてLINEデリマを使った。出前館に対してちょっと背徳感があるが、ボーナスポイントとかもらえて得した気分だった。ただ、UIは出前館のほうが使いやすいかな・・・?

ますます、がんばってほしい。

そろそろSuicaからLINE Payカードに乗り換えるか

LINE Payカードが人気のようである。

最近、ポイント系の情報をあまり調べていなかったので、アマテンでアマゾンギフト券を安く(91~95%)仕入れてアマゾンで買い物をするというので満足していたのだが、LINE PayカードはJCBデビットカードなので、JCBクレジットカードが使えるところではだいたい使えるらしい。

しかも、還元率は2%!

私が苦労してプレミアムステージまで引き上げたライフカードをさらに上回る還元率である。

そして、小額決済の決め手として長らく使ってきたSuica(VIEWカードチャージなら1.5%相当還元)をも上回る2%還元。

ということで、乗り換えることにした。

というのもSuicaのポイントをSuicaにチャージしたいと思った場合、VIEW ALTTEというJR東日本のATMに行かないといけないのだが、これは関東以外の地域ではそうおいそれとあるものではないのだ。

福岡の場合、天神に1店舗(1台)しか存在しない。

まあ、ポイントがたまってチャージに行くのも半年に一回くらいのペースなので割りとちょうどいいと思っていたのだが、そもそも関西にはVIEW ALTTEが存在せず、できる気配すらない。

ということで、Suicaは首都圏にいったときのみ使うようにしようと思っている。Suicaポイントは首都圏に住んでいないとまったくといっていいほどたまらないので、Suicaを福岡で使うメリットはまったく無い。

LINE Payカードを使うとLINEポイントがたまるのだが、これは全国津々浦々でたまる。そして、たまったLINEポイントはLINE Payの残高にチャージすることもできるし、LINEの中で使うこともできる。

あんまりスタンプを買ったりしない私ではあるが、現金ではなくたまったポイントでなら、妻へのプレゼントでスタンプを買ったりというのも悪くなさそうである。

まあ、そんな感じでLINE Payに乗り換えようと思って、LINE Payカードを送ってもらうことになった。

そういう話なのである。

非接触じゃないのでアレかなーという風に昔は思っていたのだが、最近のコンビニレジの場合、非接触でも店員さんの手間がほとんど変わらない、というか現金より大変そうな感じですらある。

コンビニでクレジットというのに抵抗があったのだが、最近ではほぼどこでも使えるようになっているし、考えようによってはコンビに以外のクレジット払いしているところではどこで使ってもよさそうである。スマホから簡単にチャージできるというのが、昔使っていたモバイルSuicaのようで小気味よい。

また、使用感など使ってみてレポートする。かも知れない。

「長期投資なら絶対に損しない」なんてことは絶対にないのであります

まあ、景気が良くなってきている証拠なのでしょう。定期的に投資のネイティブ広告みたいなやつが出てきますね。

いわく、長期投資は絶対に損しないのだ!とか。実体は投資信託の宣伝だったりします。

その人にはTwitter投資信託には「解散リスクがある」ということを教えてあげたら、それ以降は何も言ってこなくなりました。

現物株を延々と保有するなら、下落時に売りさえしなければノーリスクといえます。

ただし、その場合でも倒産リスクはあります。

なので分散させるわけですが、なら分散投資している投資信託ならノーリスクかというと、当然そんなことはありません。

投資信託はノーリスクなら、サブプライムショックもリーマンショックも起こりえません。

「セゾン」というビッグネームだからという思いもあるのでしょうが、「リーマン・ブラザーズ」も日本ではともかく米国ではセゾンやゴールドマンサックスと匹敵するようなビッグネームですからね。

自分の大切な資産を赤の他人に預けてノーリスクということは、ございません。

特に、投資信託は買うときに取られる手数料や信託報酬という、「リスク」が顕在的に存在します。

信託報酬が1%のファンドでは、利回り1%未満だとマイナスになるわけで、よりリスクが高いとも言えるわけです。

 

素直に考えれば日経連動型のETFとかを買えばいいはずなんですが、あえてアクティブファンド。理論的にインデックスファンドより利回りが落ちるとされるアクティブファンドを勧めて「長期投資は安全だ」ってのはどうなんでしょうかね?

(アクティブファンドは、利回りが良くても手数料が高いので相殺されてしまい、トータルではインデックスファンドより利回りが劣ります)。

5年や10年スパンの運用実績で判断できるもんでもございません。ファンドマネージャーが変わってゴロッと変わる恐れもあります。それがインデックスファンドにはない、アクティブファンド特有のリスクでしょう。

ゴロッと投資方針を変えるようなことをするから、短期的に高い利回りを実現できるわけで、それで集客しているわけでしょう。ある程度客が集まったら、パッシブな投資に切り替えるのかな?いよいよ、やばくなったら解散覚悟で無茶な戦略を打ったりする可能性すらありますよね。

怖くないのかなー。